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素敵なカラオケソング
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声が低い女性に歌いやすいカラオケ曲

ご自身の低い声にある種のコンプレックスをお持ちで、歌うことに消極的になってしまっている女性って意外に多いんじゃないでしょうか。

特に最近の曲はボーカルメロディで高い音が使われていることも多く、いくらカラオケでキーを調整できるとは言え、それだけではなかなか対応できず、お友達とカラオケに行くたびに選曲に悩まれていませんか?

今回はそんな悩みをお持ちの方へオススメの楽曲をセレクトしてみましたので、ぜひお役立てください!

女性アーティストの曲だけでなく、男性アーティストの曲もピックアップしたので、カラオケのレパートリーもかなり広がりますよ。

男性ボーカル曲をキー調整なしに歌えるというのは声の低い女性の大きなアドバンテージですからね!

女性アーティスト

悪魔の子ヒグチアイ

シンガーソングライター、ヒグチアイさんの通算10作目の配信限定シングルで、2022年1月リリース。

テレビアニメ「進撃の巨人 The Final Season Part 2」のエンディングテーマとして書き下ろされたそうです。

これを歌うヒグチアイさん、とても魅力的な低音ボイスの持ち主で、その低音の魅力は、楽曲のいわゆるAメロパートを中心にたっぷりと楽しめるようになっていますが、ボーカルメロディも少しクセのあるものになっていたり、サビパートではファルセットによる高音で歌う必要のある箇所も多いので、少々上級者向けのセレクトになってしまいますが、歌に自信のある低音ボイスの持ち主の女性には、ぜひチャレンジしていただきたい一曲です。

先述のようにボーカルメロディや楽曲の構成など、少し難解なところもありますので、しっかりと原曲を予習した上で歌ってください。

Kei Takahata

ResonantiaAimer

Aimerさんの通算7作目のアルバム『Open α Door』収録曲で、同アルバムのリリースは2023年7月。

ちなみに今回ここでご紹介する『Resonantia』は、アルバムリードトラックとされています。

ボーカルメロディは中低域を中心とした音域でまとめられており、曲中を通してもそんなに極端な低音や極端な高音で歌う必要がある箇所も見当たらないので、音域が狭いと感じておられる女性の方へのカラオケ曲としては最適なのではないでしょうか。

ただ、そんな中低域のメロディを中心に構成された楽曲なので、ボソボソと歌ってしまうと声がしっかりとマイクに届かず聴いている人にも伝わらない歌になってしまうので、できればしっかりとしたチェストボイスを使って歌えるように練習してみてください。

声を口の中で下顎に当てるようにして歌うことが、胸腔共鳴をうまく使うコツになると思いますので、ぜひお試しを!

Kei Takahata

Soup藤原さくら

藤原さくらのデビューシングルで2016年6月リリース。

フジテレビ系ドラマ『ラヴソング』主題歌で、作詞作曲は福山雅治!

これはもう、高音の苦手な女性にも、余裕で歌える楽曲として自信を持ってオススメできる一曲ですね。

福山は自分で歌うことも考えて作ったの?と思ってしまうぐらいに使用されている音域も狭いのできっと大丈夫です。

ただ、この少し気だるい雰囲気の歌を再現するには少し歌唱テクニックを磨くことも必要かも?

Kei Takahata

MPRINCESS PRINCESS

日本の女性バンド、プリンセス・プリンセス(以降プリプリ)の楽曲で、1988年リリースのサードアルバム『Let’s Get Crazy』収録曲。

プリプリの代表曲といっても過言でないくらいに有名な曲なのに、これまで一度もリード曲としてシングルカットされていないのが興味深いところですね。

楽曲としては、もともと少しハスキーな声の奥居香(Vo.)のために書かれた曲だけあって、極端に高い音が出てくることもなく、高音が苦手な女性にも十分に歌いやすいものになっていると思います。

ボイストレーナーの筆者としては決して喉声にならないように歌うことを推奨したいところですが、この曲に関しては、サビの高音部など、あえて少し喉を締め気味にして絞り出すような高音にする方が、より曲の世界観が伝わりやすくなる気がしますね。

常に「正しいことだけ」をやっていればいいというわけではないところがまた歌の奥の深いところかもしれないですね!

Kei Takahata

空と君のあいだに中島みゆき

中島みゆきさんの通算31作目のシングルで、1994年5月リリース。

安達祐実さん主演の大ヒットドラマ『家なき子』の主題歌に採用され、ミリオンセラーを記録しました。

もともと少しふという歌声の中島みゆきさんの楽曲だけあって、ボーカルメロディにそんなに極端な高音が必要なところもありませんので、おそらくほとんどの女性の方がキーを変えずに歌える気がします。

どちらかといえば、高音側よりもAメロ部分などの音程の低いところで、しっかりとチェストボイスを使えるように練習してみてください。

サビの最後のところは、声を上顎の奥歯の裏ぐらいに当てるイメージで歌っていただくといい感じで声が響くと思いますので、ぜひお試しください。

Kei Takahata

中島みゆき

中島みゆきの通算35作目のシングルとして、『命の別名』との両A面仕様で1998年にリリース。

中島みゆきご本人の声も中低域にとても魅力のある声質なので、「低音には自信があるけど高音がちょっと…」という方がカラオケで歌うには最適な1曲でしょう。

楽曲自体のリリースは1998年(平成)ですが、さすが、すでにベテランの域に達していた中島みゆきの曲だけあって、メロディの作りなどは昭和フォークの流れを汲む、とても覚えやすく歌いやすいものになっているので、この曲を歌うのに音域や音程で苦労することはほぼないでしょう。

できれば歌詞を覚えて、歌詞の意味を理解しながら、表現力豊かに歌っていただきたい1曲ですね。

サビの後半、シメのフレーズの前に出てくる高音(と言ってもそんなに高い音ではありませんが)で声が飛び出して、そこだけ目立ってしまったりしないように、柔らかい発声で歌いましょう。

Kei Takahata